大型ドローン重量物吊り下げ運搬講習
重い荷物を、安全に、何便も運び切るために。
吊り下げ運搬ならではのリスクとオペレーションを、座学+机上演習で学ぶ3時間講習です。
所要時間:約3時間/オンライン(Zoom)
講習の目的 ― 重量物を「安全に運び切る」ための体制づくり
本講習は、すでにドローン運航に携わっている皆さまを対象に、「大型ドローンで、重い荷物を吊り下げて運ぶ」という少し特別な運航について学ぶためのプログラムです。
普段の点検や操縦がきちんとできていることを前提に、その一歩先として、
- 吊り下げ運搬ならではのリスクと特徴を理解し、
- 現場で使える具体的なオペレーションのイメージを持ち、
- それを各社の運航ルールやマニュアルの形に落とし込める
ところまで進むことを目的としています。
講習が終わったあとにテキストを読み返せば、
- どう準備して、
- どう吊って、
- どう飛ばして、
- おかしいときはどう止めるか
が思い出せる。そのうえで、自社の実情に合わせた重量物運搬用のルール案も自然と書ける――そんな内容を目指しています。
こういう現場・チームにおすすめです
受講後に得られること
① 通常フライトとの違いを説明できる
「荷の振れ・傾き」「山や谷での通信」「二名操縦と受け渡し」「同じ飛行の繰り返しによる油断」など、重量物吊り下げ運搬が通常フライトと何が違うのかを、自分の言葉で説明できるようになります。
② 役割ごとに守るべきポイントが見える
FMOとしてどんな条件を満たさなければ「やってはいけない」のか、Pilotとして避けるべき操作は何か、GAとしてどこを見て何を声に出すのか――役割ごとの「守るべきライン」が整理されます。
③ 自社のルール案を書けるようになる
講習で使用するテキストの「ルールとして書くなら」の例と、CL-1〜CL-6のチェックリストをもとに、自社の現場に合った運航ルール/マニュアル案の文章を作るイメージが持てるようになります。
カリキュラム・タイムテーブル(標準3時間)
標準講習は、座学と机上演習を組み合わせた約3時間のプログラムです。テキストの章立てに沿って進めつつ、途中で簡単なワークやディスカッションを挟みます。
| 時間 | コマ | 内容 |
|---|---|---|
| 13:00–13:10 | イントロダクション | 講習の目的・全体像の共有/受講者の経験・ニーズの簡単なヒアリング |
| 13:10–13:40 | 第1章 | 重量物吊り下げ運搬とは(通常フライトとの違い/見るべきものの増え方/山や谷で飛ぶという特殊さ/上り運搬・下り運搬という考え方) |
| 13:40–14:25 | 第2章+第3章 | 体制・役割・責任範囲(FMO/Pilot/GA)/パイロット2名体制と操縦権受け渡しの前提/現地下見のポイント(高低差・リンクの見通し線・人の動線)/モッコ・ロープ等の吊り具と荷姿の考え方/CL-1,2を用いた簡単なワーク |
| 1:25–1:35 | 休憩 | 小休憩(オンライン環境のリセット・質疑) |
| 14:35–15:15 | 第4章 | 運航中のオペレーション(離陸〜吊り上げ〜地切り〜低高度ホバリング/上昇〜巡航〜接近〜荷降ろし〜離脱)/CL-3〜5を用いた確認ポイント/上り運搬と下り運搬それぞれのケース検討 |
| 15:15–15:50 | 第5章 | 飛行後点検とCL-6の使い方/機体・フック・吊り具の確認/簡単なデブリーフィング(Keep/Problem/Try)/「やる/やらない」の線引きを考えるディスカッション |
| 15:50–16:00 | まとめ | 振り返り・質疑応答/自社で最初に手をつけるべきポイントの整理 |
※タイムテーブルは目安です。当日の参加人数やご質問の内容により、各セッションは±10分程度前後します。
開催概要・受講料
※本講習は、重量物吊り下げ運搬の実技訓練ではなく、体制づくり・準備・オペレーション設計を扱う「運航設計」寄りの講習です。実機を用いた訓練や現場同伴でのコンサルティングについては、別途ご相談ください。
受講対象・前提条件
※「初めてドローンに触れる方向け」の入門講習ではありません。国家資格の有無は問いませんが、相応の運航経験をお持ちであることが望ましいです。