DOSA千葉校は、国家資格取得だけを目的とせず、安全な未来を築く人材の育成こそを使命としています。

大型ドローン重量物吊り下げ運搬講習

民間講習 / HEAVY-LIFT

大型ドローン重量物吊り下げ運搬講習

重い荷物を、安全に、何便も運び切るために。
吊り下げ運搬ならではのリスクとオペレーションを、座学+机上演習で学ぶ3時間講習です。
所要時間:約3時間/オンライン(Zoom)

講習の目的 ― 重量物を「安全に運び切る」ための体制づくり

本講習は、すでにドローン運航に携わっている皆さまを対象に、「大型ドローンで、重い荷物を吊り下げて運ぶ」という少し特別な運航について学ぶためのプログラムです。

普段の点検や操縦がきちんとできていることを前提に、その一歩先として、

  • 吊り下げ運搬ならではのリスクと特徴を理解し、
  • 現場で使える具体的なオペレーションのイメージを持ち、
  • それを各社の運航ルールやマニュアルの形に落とし込める

ところまで進むことを目的としています。

講習が終わったあとにテキストを読み返せば、

  • どう準備して、
  • どう吊って、
  • どう飛ばして、
  • おかしいときはどう止めるか

が思い出せる。そのうえで、自社の実情に合わせた重量物運搬用のルール案も自然と書ける――そんな内容を目指しています。

山や谷を含む現場での「やる/やらない」の線引きを整理する。
FMO(運航責任者)/Pilot/GA(補助者)それぞれの役割と責任の範囲を明確にする。
モッコ・ロープ等の吊り具と荷姿の考え方を押さえる。
テキストとチェックリストを使って、自社マニュアル案に落とし込むための土台をつくる。

こういう現場・チームにおすすめです

山林・伐採現場での資材・機材の荷上げ/撤収時の荷下ろしを検討している。
山腹や斜面に設置する設備の部材を、車両が入れない場所まで運びたい。
谷を挟んだ向こう側など、歩いて運ぶには負担が大きい場所への運搬ニーズがある。
大型機での吊り下げ運搬をすでに実施しているが、体制やルールが人任せになっていると感じている。
現場のPilotやGAに、同じ前提・同じ言葉で安全を考えてもらいたい。

受講後に得られること

① 通常フライトとの違いを説明できる

「荷の振れ・傾き」「山や谷での通信」「二名操縦と受け渡し」「同じ飛行の繰り返しによる油断」など、重量物吊り下げ運搬が通常フライトと何が違うのかを、自分の言葉で説明できるようになります。

② 役割ごとに守るべきポイントが見える

FMOとしてどんな条件を満たさなければ「やってはいけない」のか、Pilotとして避けるべき操作は何か、GAとしてどこを見て何を声に出すのか――役割ごとの「守るべきライン」が整理されます。

③ 自社のルール案を書けるようになる

講習で使用するテキストの「ルールとして書くなら」の例と、CL-1〜CL-6のチェックリストをもとに、自社の現場に合った運航ルール/マニュアル案の文章を作るイメージが持てるようになります。

カリキュラム・タイムテーブル(標準3時間)

標準講習は、座学と机上演習を組み合わせた約3時間のプログラムです。テキストの章立てに沿って進めつつ、途中で簡単なワークやディスカッションを挟みます。

時間 コマ 内容
13:00–13:10 イントロダクション 講習の目的・全体像の共有/受講者の経験・ニーズの簡単なヒアリング
13:10–13:40 第1章 重量物吊り下げ運搬とは(通常フライトとの違い/見るべきものの増え方/山や谷で飛ぶという特殊さ/上り運搬・下り運搬という考え方)
13:40–14:25 第2章+第3章 体制・役割・責任範囲(FMO/Pilot/GA)/パイロット2名体制と操縦権受け渡しの前提/現地下見のポイント(高低差・リンクの見通し線・人の動線)/モッコ・ロープ等の吊り具と荷姿の考え方/CL-1,2を用いた簡単なワーク
1:25–1:35 休憩 小休憩(オンライン環境のリセット・質疑)
14:35–15:15 第4章 運航中のオペレーション(離陸〜吊り上げ〜地切り〜低高度ホバリング/上昇〜巡航〜接近〜荷降ろし〜離脱)/CL-3〜5を用いた確認ポイント/上り運搬と下り運搬それぞれのケース検討
15:15–15:50 第5章 飛行後点検とCL-6の使い方/機体・フック・吊り具の確認/簡単なデブリーフィング(Keep/Problem/Try)/「やる/やらない」の線引きを考えるディスカッション
15:50–16:00 まとめ 振り返り・質疑応答/自社で最初に手をつけるべきポイントの整理

※タイムテーブルは目安です。当日の参加人数やご質問の内容により、各セッションは±10分程度前後します。

開催概要・受講料

講習時間:約3時間(180分)
開催形式:オンライン(Zoom)/座学+机上演習
公開オンライン講習:お一人 33,000円(税込)
法人向けクローズド講習:1社 132,000円(税込)(3時間・6名まで)
定員の目安:公開オンライン 10〜15名程度/クローズドは6名まで同一料金・7名以上はお一人追加ごとに+11,000円(税込)
対面開催・出張講習:DOSA千葉校での対面開催や、貴社での出張講習については、日程・人数・内容に応じて別途お見積もりいたします。

※本講習は、重量物吊り下げ運搬の実技訓練ではなく、体制づくり・準備・オペレーション設計を扱う「運航設計」寄りの講習です。実機を用いた訓練や現場同伴でのコンサルティングについては、別途ご相談ください。

受講対象・前提条件

日常的にドローンの運航に関わっている方(操縦者/FMO/GAなど)。
基本的な点検・フライト前後の手順を理解している方。
大型機での運搬業務を検討している事業者のご担当者。
すでに吊り下げ運搬を実施しており、社内ルールやSOPを整えたいと考えているチーム。

※「初めてドローンに触れる方向け」の入門講習ではありません。国家資格の有無は問いませんが、相応の運航経験をお持ちであることが望ましいです。

よくある質問(FAQ)

オンラインだけで、現場で役に立つ内容になりますか?
はい。本講習では、操縦テクニックではなく、体制・準備・オペレーションの設計を主なテーマとしています。実際の現場を想定したケース検討とチェックリストを通じて、「明日から何を決めるべきか」が見える内容になっています。
吊り具の結び方や、荷物の固定方法まで教えてもらえますか?
本講習では、モッコやロープなど吊り具の種類や荷姿の考え方は取り上げますが、個々の結び方・工法を細かく指導する実技講習ではありません。元請け事業者やメーカーの仕様に沿いつつ、「どこを確認し、何を危険とみなすか」という観点を整理します。
自社の現場条件に合わせた内容にしてもらうことはできますか?
はい。法人向けクローズド講習では、事前に現場条件や運航体制をお伺いし、事例やディスカッションの内容を貴社向けに一部カスタマイズすることが可能です。
実機を使った訓練や、現場での立ち上げ支援はお願いできますか?
可能です。別途、実地訓練・運航コンサルティングとしてご提案いたします。まずは本講習で前提と体制を共有いただき、そのうえで現場での支援をご検討いただく流れをおすすめしています。

申込み

吊り下げ運搬は、機体性能だけではなく、チームとしての運航設計が問われる領域です。まずは、前提と考え方をそろえる場として本講習をご活用ください。

※既存の民間講習メニュー(CRM・SMS・応急手当など)との組み合わせ受講や、複数講習の同時お見積もりも可能です。お気軽にご相談ください。