DOSA千葉校は、国家資格取得だけを目的とせず、安全な未来を築く人材の育成こそを使命としています。

ドローン応急手当講習(DEC)

民間資格

Private Certification

DRONE OPERATIONS EMERGENCY CARE / DOSA CHIBA

ドローン運航現場の初動対応を、実技で身につける応急手当講習

万一のとき、 現場の初動を 止めない

ドローン応急手当講習(DEC)は、受傷者への対応、119番通報、飛行停止、記録、救急隊への引き継ぎまで、 ドローン運航現場で求められる初動を、講義と実技で身につける実践型の講習です。

次回定期開催
2026年
7月24日
講習時間
7.5時間
開催形態
出張
定期開催
認定証
DEC Crew
屋外のドローン運航現場で応急手当の初動対応を訓練する受講者
WHY DEC

不安が残る 現場がある

国家資格や操縦技量は欠かせません。 ただ、ドローンを業務で使う現場では、万一の負傷者対応、119番通報、救急隊への引き継ぎまで想定しておく必要があります。

01

現場で迷わないための手順

受傷者の確認、飛行停止、119番通報、止血、観察、引き継ぎ。 事故が起きたときに踏むべき順番を、講義と実技の両方で身につけます。

02

法令対応・説明責任

事故が起きた場合、飛行の停止と救護措置が求められます。 初動が曖昧なままだと、社内外への説明や再発防止にも影響が及びます。

03

会社としての安心材料

初動の考え方を社内で共有しておけば、取引先・社内・家族への説明もしやすくなります。 担当者個人の経験に頼った対応から抜け出せます。

WHY EMERGENCY CARE

なぜ、 ドローン現場に 応急手当スキルが必要なのか

ドローン運航の安全管理は、事故を起こさないための備えだけでは終わりません。 どれだけ慎重に計画しても、気象の急変、機体トラブル、突風、転倒、プロペラ接触、バッテリー発火といったリスクをゼロにはできません。

だからこそ、万一のときに「救急隊へ引き継ぐまで、現場で何をするか」まで備えておく必要があります。 DEC講習は、医療行為を教える講習ではありません。 ドローン運航現場で起こり得る傷病に対して、重大な状態の見落としを減らし、悪化を防ぎ、救急要請と引き継ぎの質を高めるための講習です。

ドローン運航現場を想定して応急手当の初動対応を訓練する受講者
119番通報から現場到着まで 約10分 令和6年中の全国平均は約9.8分。都市部であっても、通報してすぐに救急隊が目の前に来るわけではありません。
119番通報から医師への引き継ぎまで 約45分 令和6年中の全国平均は約44.6分。現場到着で終わりではなく、そこから医療へつなぐまでに時間がかかります。
ドローン現場では さらに延びる時間
河川敷、農地、山間部、離島、工事現場、インフラ点検現場では、救急車が近くまで入れない、傷病者の場所まで距離がある、救急隊の誘導が必要になる、といったことが起こります。 その間、現場側の初動が問われます。
01

操縦技量だけでは、リスクはゼロにできない

事故を起こさないための教育は当然必要です。 しかし、気象の急変、機体トラブル、電源系統、バッテリー、突風、第三者の接近など、現場には操縦技量だけでは消し切れないリスクがあります。 安全管理には、予防と同時に、事故が起きた後の初動まで含めた備えが求められます。

02

日常の事故とは違う、ドローン現場の怪我

高速で回転するプロペラによる深い切り傷や指の損傷、機体衝突による打撲、バッテリー発火による熱傷、漏電・ショートによる感電、足場の悪さによる転倒、炎天下での熱中症。 ドローンの機体特性と運用環境には、現場ならではの負傷リスクがあります。

03

救急隊が来るまでの時間に、現場ができること

119番通報、止血、保温、観察、記録、救急隊の誘導。 救急隊が到着するまでの時間に、現場でできることがあります。 特に大量出血、意識の低下、頭部打撲、熱傷、熱中症などでは、迷っている時間そのものがリスクになります。

04

救護は、個人の腕前ではなくチームの動き

事故が起きると、飛行停止、機体・バッテリーの安全確保、第三者の接近防止、119番通報、記録、救急隊への引き継ぎが同時に発生します。 操縦者ひとりで抱え込むのではなく、FMO、補助者、現場責任者、通報・記録の担当が共通認識を持って動けることが重要です。

この講習を、
特に受けてほしい方。

運航内容
大型機による物資運搬、農薬散布、レベル3.5飛行、レベル4飛行、インフラ点検、災害対応などに関わる方。
現場環境
山間部、河川敷、農地、離島、工事現場など、救急隊がすぐ近くまで入りにくい場所で運航する方。
役割
操縦者、FMO、補助者、現場責任者、安全管理担当者、企業の運航管理担当者。 事故時に現場判断・通報・記録・引き継ぎに関わるすべての方。

出典:総務省消防庁「令和7年版 救急・救助の現況」(令和6年中実績)

REAL ACCIDENTS

もし目の前で 負傷者が出たら、 何から始めますか

プロペラ、落下、バッテリー、屋外環境。 ドローン運航のリスクは、機体トラブルだけにとどまりません。 現場の誰が、どの順番で動くのか。そこまで備えておくことが重要です。

2018

農薬散布中の顔面外傷

散布中にプロペラが顔面を直撃。眼球破裂・上下涙小管断裂の重傷を負いました。

2020

訓練中の指切断

警視庁機動隊の訓練中、プロペラが手に接触し、指切断の重傷を負いました。

2017

イベント会場での

催事場のイベントでドローンが落下し、子供を含む男女6名が負傷しました。

だから現場には、救急隊へ引き継ぐまでの「手順と判断」が必要です。
ドローン応急手当講習で外傷対応を訓練する様子
THE GAP

救急隊が来るまでの 数分間に、 できること

救急車が現場に到着するまでには時間がかかります。 さらにドローン現場は、山、海、河川敷、農地など、救急隊がすぐ近くまで入れない場所もあります。 その間に、現場の手で対応できる初動があります。

180 千葉市ドローン産業セミナー参加者全体
90 ドローン飛行経験者 約90名
10 救護できると挙手した人数 10名前後
数名 実際に止血できる人数

法的には救護措置が求められる。一方で、実際に止血できる人は少ない

このギャップこそ、DEC講習が取り組む課題です。 事故を起こさないための教育は大切です。ただし、事故が起きた瞬間に必要なのは、傷病者への初動と、救急隊へ引き継ぐための情報です。

国家資格の講習は主に操縦・運航に重点があり、救護の実技を体系立てて扱う構成にはなっていません。 だからこそ、救護の実技は別途、体系立てて学ぶ必要があります。

DIFFERENCE

一般的な救命講習に、 ドローン現場の 初動を加える

消防局が実施する普通救命講習・上級救命講習は、いずれも重要な講習です。 DEC講習はそこに、ドローン運航現場で起こり得る外傷、通報、記録、引き継ぎの視点を上乗せします。

比較項目 DEC講習 普通救命講習 上級救命講習
想定シーン ドローン運航現場。山間部、河川、農地、インフラ点検など。 日常生活。街中、家庭、職場。 日常生活全般。
重心 外傷への初動と引き継ぎ。心肺蘇生も含むが、主軸は現場の初動。 心停止への対応。心肺蘇生・AEDが中心。 心停止に加え、日常の外傷の基礎。
出血・止血 直接圧迫、段階的な止血、ターニケット、装着時刻の記録。 概要が中心。 基礎的な外傷手当。
外傷・固定 シーネ固定、CMSチェック、頸椎保護、目の外傷。 原則として扱わない。 三角巾が中心。概念程度。
熱傷・環境障害 バッテリー発火、化学熱傷、感電、熱中症、低体温症。 ほぼ対象外。 やけどや保温の基礎。
引き継ぎ 119番通報、記録、MIST、救急隊への引き継ぎを練習。 一般的な通報が中心。 搬送法を含むが、業種に特化したものではない。
認定証 DEC Crew認定証。有効期限2年。 修了証。有効期限3年。 修了証。有効期限3年。

消防局の講習を否定するのではなく、ドローン現場に必要な領域を補う

ターニケット、シーネ固定、バッテリー発火時の化学熱傷対応、頸椎保護、MISTによる救急隊への引き継ぎ。 これらをドローン運航現場の文脈で扱うことが、DEC講習の役割です。

CURRICULUM

見るだけでなく、 手を動かして 覚える

DEC講習では、初動、処置、通報、記録、救急隊への引き継ぎまでを一連の流れで確認します。 知識として聞くだけでなく、実際に手を動かし、現場で迷わずに動ける状態を目指します。

AEDを使った一次救命訓練を行う受講者
01

BLS
一次救命

胸骨圧迫・AEDを、実際に手を動かして確認します。

  • 反応・呼吸の確認/胸骨圧迫/AED
  • Scene Safety/ABCDE/初期評価とのつながり
  • 現場で迷わないための開始条件の確認
ターニケットを使って止血訓練を行う受講者
02

外傷
出血・熱傷・整形

ドローン現場で起きやすい外傷を想定し、優先順位と手順を確認します。

  • 出血:直接圧迫 → 必要に応じたターニケットなど
  • 熱傷・化学熱傷:安全確保 → 冷却/洗浄/遮断
  • 整形外傷:PRICES/固定/循環・感覚チェック
ドローン応急手当講習で応急対応を訓練する様子
03

搬送・
引き継ぎ

伝える、書き残す、確実に引き渡す。この3つを一通り練習します。

  • 119番通報:場所・状況・傷病者の状態を伝える
  • 記録・引き継ぎ(MISTなど)と搬送の要点
  • 搬送の判断:動かすか、動かさないか
SCENES

プロペラ、 バッテリー、屋外環境 想定すべき負傷

出血・切創・切断

直接圧迫、止血、必要に応じたターニケットの考え方まで確認します。 プロペラによる切創や指の負傷など、現場で起こり得る外傷を想定します。

顔面外傷・眼周囲外傷

顔面や眼の受傷を想定し、触りすぎない判断と引き継ぎの要点を確認します。

熱傷・化学熱傷・感電

安全確保、冷却、洗浄、遮断など、優先順位を踏まえて確認します。

転倒・打撲・整形外傷

PRICES、固定、循環・運動・感覚チェック、頸椎保護の考え方を扱います。

熱中症・低体温症

屋外運航に伴う環境リスクとして、客観的な判断、予防、悪化防止の考え方を確認します。

INSTRUCTORS / SUPERVISORS

誰から学ぶかまで、 安心して選べる 講習へ

DEC講習は、ドローン運航の実務、救急救命、看護、現場教育の知見を組み合わせて設計しています。 講師・監修者の経歴まで確認できることは、受講を検討するうえで大切な判断材料になります。

DOSA千葉校のドローン応急手当講習で実技訓練を行う様子

インストラクター

DEC設計者・DECインストラクター 戸出智祐
DEC設計者・DECインストラクター

戸出 智祐

株式会社ダイヤサービス代表取締役。2015年よりドローン事業に着手し、実証実験(PoC)に数多く参画。 現場でヒヤリハットを繰り返し経験するなかで、「事故が起きた瞬間に現場が動けるか」という問いを抱くようになりました。

2019年、救急救命士とともにDECを設計・開発。その後、看護師や客室乗務員の知見を取り入れながら講習の改訂を指揮してきました。 消防局応急手当普及員としての活動も並行して続けています。

DECを設計した立場として、そしてドローン運航の実務者として、現場のリスクと応急手当を結びつける講義を担います。

DECインストラクター 佐々木真衣
DECインストラクター

佐々木 真衣

株式会社ダイヤサービス運航管理グループリーダー。2022年に入社し、代表の戸出からドローンの操縦を学んだ後、 実証実験や測量案件の現場を数多く経験。DOSA千葉校では、登録講習機関・民間講習の両方でインストラクターを担当しています。

DECインストラクター資格、上級救命技能認定を保有。通勤途中に突然倒れた方に遭遇し、実際に心肺蘇生を行った経験を持ちます。

「知っている」と「手が動く」は別物だということを、自身の経験として知るインストラクターとして、現場目線の指導を担います。

カリキュラム監修

カリキュラム監修者 鈴木亮
カリキュラム監修・インストラクター兼任

鈴木 亮

千葉市消防局に8年間勤務。消防隊・救急隊として3年、救助隊として5年従事し、 特別高度救助隊・国際消防救助部隊・特殊災害対応部隊に所属して、火災・救急・特殊災害の第一線で活動しました。

現場で繰り返し直面したのは、「救急隊が到着するまでの約10分間に、その場にいた人が動けていれば」という場面でした。 退職後は防災啓発活動に取り組みながら、市民の応急対応能力の向上を軸に活動を続けています。

「ドローン産業界に応急手当のスキルを」というDECの考え方に共感し、カリキュラム監修として参画。 インストラクターを務める場合もあります。

カリキュラム監修者 岩井洋子
カリキュラム監修・インストラクター兼任

岩井 洋子

看護専門学校を卒業後、約30年にわたり看護師として医療・介護の現場に従事。 現在も介護施設で、入居者の健康観察・健康管理、服薬管理や吸引などの医療的ケアに携わっています。

以前より、ドローンを活用した医薬品配送などの先進的な取り組みに関心を寄せ、 ドローン従事者が現場で事故や急病に直面する可能性、そして医療の経験を持たないオペレーターでも実践できる応急手当の重要性を強く感じてきました。

「医療関係者ではないドローン従事者にも実践できる応急手当を広めたい」という考え方に共感し、監修に参画。 インストラクターを務める場合もあります。

たけだ眼科クリニック院長 竹田一徳先生
SPECIALIST COMMENT

眼外傷の現場を知る 医師からの言葉

竹田 一徳 先生

たけだ眼科クリニック
院長

近年、産業用ドローンの普及に伴い、眼科領域でも新たな課題が浮かび上がっています。 私は産業用ドローンによって重篤な眼外傷を負った患者様を治療した経験から、症例報告を発表する機会がありました。

この研究を通じて、産業用ドローンの高速に回転するプロペラが引き起こす眼外傷の重篤さが明らかになりました。 防護なしでは重大な眼外傷につながる可能性があり、適切な保護メガネの着用を強くお勧めしています。

ドローン操作に関わる方々への安全教育を確立することも重要だと考えています。 応急手当の講習を受けられた皆様が、その経験を生かして負傷者の対応にあたることで、被害を最小限に抑えることにつながると考えています。

PRICE / STYLE

個人でも、 法人研修でも 受講できます

定期開催に個人で参加する。法人研修としてチームで受ける。 講習とキットをセットで備える。 目的と人数に合わせてお選びいただけます。

FOR BUSINESS

出張研修(4名以上)

7.5時間(講義+実技)。講師1名あたり最大4名を推奨します。DEC Crew認定証を発行します。

個別見積 請求対応
REGULAR

定期開催(千葉市)

個人・法人どちらも参加可能。講義+実技、全7.5時間。少人数で実施します。

29,700円 税込
KIT SET

講習+応急手当キット

講習一式に、34アイテム60点のDEC専用キットを組み合わせます。

58,000円 税込
SCHEDULE / TIMETABLE

1日で、 ドローン現場の初動対応を 手を動かして学ぶ

ドローン応急手当講習
次回定期開催日
7/24

2026年7月24日(金)9:30〜17:00

DOSA千葉校(千葉市)/講義+実技 7.5時間/29,700円(税込)

時間 所要 内容 形式
09:30–09:4515分オープニング/目的・範囲・注意事項講義
09:45–10:1530分救護の必要性・現場リスク・怪我の特徴講義
10:15–10:3520分Scene Safety・ABCDE・7ステップ統合練習講義+実技
10:35–10:4510分休憩①
10:45–11:4055分一次救命:胸骨圧迫・AED・回復体位講義+実技
11:40–12:4060分昼休憩
12:40–13:4060分出血・切創・切断:直接圧迫→ターニケット等実技中心
13:40–14:0020分熱傷・化学熱傷・感電講義+実技
14:00–14:1010分休憩②
14:10–14:4535分整形外傷:PRICES・シーネ固定・CMS実技中心
14:45–15:0015分頭部打撲・頸椎保護:徒手固定講義+実技
15:00–15:088分目の外傷:分岐判断(洗浄 vs 保護固定)講義
15:08–15:2012分ハチ・ムカデ:リムーバー実技+アナフィラキシー講義+実技
15:20–15:3010分熱中症・低体温症:客観判断+アフタードロップ講義
15:30–15:4010分休憩③
15:40–16:1030分119番通報・記録・引き継ぎ(MIST)+搬送講義+実技
16:10–16:4030分効果測定実技
16:40–17:0020分質疑応答・総括・終了講義
CERTIFICATE / CORPORATE / RENEWAL

受講したことを、 現場と社内に 残せる

DEC Crew認定証

DEC講習の学科・実技の効果測定に合格された方へ、株式会社ダイヤサービスよりDEC Crew認定証を発行します。

  • 発行条件:学科・実技の効果測定に合格された方
  • 有効期限:修了日から2年間
  • 発行元:株式会社ダイヤサービス
  • 活用場面:社内の安全管理記録、取引先への説明資料、フライトオペレーション書類への添付

法人研修の事前打合せ

法人研修は、実施前に事前打合せを行います。 実施条件、安全への配慮、当日の進め方、運航現場の状況、参加メンバーの構成などを確認します。

  • 所要:7.5時間(講義+実技)
  • 少人数:講師1名あたり最大4名を推奨
  • 出張:4名以上で対応

修了後の更新講習

応急手当の手順は、一度覚えても時間が経つと曖昧になります。 年1回の受講で、判断の精度と手技の確実さを保ってください。

  • オンライン更新:7,700円(税込)/約90分/オンライン完結
  • 対面再受講:19,800円(税込)/7.5時間/全実技項目を講師立ち会いで実施
  • 認定カードの有効期限:修了日から2年間
DEC Crew認定証
ENTRY / CONTACT

現場の初動を、 チームで共有する。

法人は見積・相談から。定期開催は個人・法人どちらも参加できます。 ドローン運航は、飛ばす前の備えだけでなく、万一の初動まで含めて現場の信頼につながります。

原則3営業日以内に返信します。万一、返信がない場合は迷惑メールフォルダもご確認ください。

お問い合わせ時にあるとスムーズな情報

法人研修の場合は、会社名、ご担当者名、人数、ご希望の日程、実施場所だけでも大丈夫です。 詳細は事前打合せで確認します。

受講前に、講習時間・持ち物・キャンセル規定などをご確認ください。