組織全体で「安全を守り抜く力」を構築する。
現場に根づく“安全マネジメント”の中核を学ぶ1日。
この講習で、最初に整理すること
専門用語の暗記より先に、会社として先に決めるべき項目を整理します。講義で終わらず、「社内で何を決めるか」が明確になります。
1. 安全方針のたたき台
安全を誰の責任として扱うか、何を優先して判断するかを言葉にします。現場判断がばらつく会社ほど、最初にここを明確にする必要があります。
2. ヒヤリハット報告の流れ
誰に、何を、どの順で報告するかを整理します。報告先や記録方法が曖昧だと、事実確認の時点で止まりやすくなります。
3. 是正措置の入口
注意喚起だけで終えず、何を見直し、誰が確認するかを決める考え方を扱います。再発防止を個人の反省だけにしないための土台です。
4. 教育と見直しの基本
決めた内容をどのように共有し、見直すかまで整理します。担当者が変わっても説明できる状態を目指します。
こんな会社ほど、先にSMSです
「現場は頑張っている」のに、事故やヒヤリハットのたびに社内判断がぶれる。
その状態なら、追加の注意喚起より先に、会社としての判断基準を整えたほうが効果的です。
事故やヒヤリハットのたびに、判断がぶれていませんか
小さな見落とし、伝達不足、確認漏れが重なった先で起きます。 SMSは、その重なりを減らすために「会社として何を決めておくか」を整える考え方です。
- 報告先や記録方法が曖昧で、事実確認の時点で止まりやすい
- 再発防止が注意喚起だけで終わり、手順や判断基準の見直しまで進まない
- 担当者によって対応が変わるため、社内外への説明がぶれやすい
- 取引先や社内からの質問に対して、「うちはどう管理しているか」を即答しづらい
CRMは重要。だからこそ、その土台としてSMSを整えます
現場のヒューマンエラー対策は重要です。ただし、報告・判断基準・是正措置が会社として決まっていないと、現場で良い行動が続きにくくなります。
CRM (Crew Resource Management)
現場でミスを減らすための考え方・訓練
- コミュニケーション
- 意思決定
- 相互確認
SMS (Safety Management System)
会社として事故を防ぐために決めて運用する仕組み
- 方針
- 判断基準
- 報告
- 是正措置
- 教育
- 確認
SMS 4本の柱
ICAOで整理されているSMSの4本の柱を、ドローン運航の実務に置き換えて説明します。理論の説明だけで終わらせず、自社で何を決めるかに落とし込みます。
1. 安全方針と目的
経営層が安全をどう扱うかを明示し、現場の判断基準を揃えます。何を優先するかを言葉にして、迷いにくくします。
2. 安全リスク管理
リスクを、感覚や経験談だけでなく、頻度と影響の観点で整理します。判断の理由を説明しやすくするための柱です。
3. 安全保証
決めたことが実際に守られているかを確認し、必要に応じて修正します。やりっぱなしにしないための柱です。
4. 安全促進
教育・共有・対話を通じて、報告しやすい状態をつくります。「言えない空気」を減らし、現場の情報が上がる状態を目指します。
1日の進行と、当日まとめる内容
1日で完成ではなく、運用開始の入口まで。終了時には「自社で次に決めること」が明確になります。
受講後、社内で整理しやすくなること
この講習は、知識を増やすだけでなく、社内での会話と判断を前に進めやすくするためのものです。
報告が止まりにくくなる
「どこまで報告すべきか」「誰に伝えるか」が曖昧だと、情報は現場で止まりやすくなります。報告の入口が明確になると、初動の質が上がります。
再発防止の話し合いが具体的になる
「気をつけよう」で終わらず、何を見直し、誰が確認し、どこに残すかまで整理しやすくなります。再発防止が個人任せになりにくくなります。
取引先・社内への説明がしやすくなる
「うちはどのように安全管理しているか」に対して、担当者ごとに説明が変わりにくくなります。対外説明や稟議でも使いやすくなります。
プラン・料金
法人研修として導入しやすい人数パックです。見積書発行、稟議前相談にも対応します。
| 通常受講 |
1名 66,000円
5名まで 292,000円
10名まで 528,000円
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|---|---|
| 含まれる内容 |
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代表者参加限定プラン
安全管理を現場任せにしないために、代表者・役員・事業責任者など、意思決定できる立場の方の同席を前提としたプランです。
※代表者、役員、事業責任者等の同席が必須
※代表者、役員、事業責任者等の同席が必須
講師紹介
- ドローン運航の安全管理体制づくりに携わる実務者が担当します
- 航空分野の安全管理の考え方を、ドローン運航の実務に置き換えて説明します
- 講義で終わらず、自社の判断基準や運用の入口まで整理する進行を重視します
戸出 智祐
佐々木 真衣
開催概要
| 開催日時 |
2026年3月9日 10:00〜17:00 2026年3月20日 10:00〜17:00 ※企業単位で受講の場合は、日程調整の上、専用開催いたします。 |
|---|---|
| 開催方法 | 対面 / オンライン いずれも可能 |
| 対象 | 経営層 / 管理職 / 運航管理者 / 安全責任者 |
| 場所 | 千葉県千葉市花見川区朝日ケ丘5-27-28 畑町ビル4階 |
| 定員 | 10名(対面の場合) |
| 出張講習 | 可(※別途出張費が発生する場合があります) |
| 当日整理するもの | 自社SMS初期設計のたたき台(安全方針・報告・是正措置・教育の入口) |