DOSA千葉校は、国家資格取得だけを目的とせず、安全な未来を築く人材の育成こそを使命としています。

学科試験でつまずく本当の理由

「実技は自信があったのに、学科で落ちるとは思わなかった」。
修了審査のあと、そう言って肩を落とす人の話を、ときどき耳にします。

ドローンの国家資格「無人航空機操縦士」には、実地試験のほかに学科試験があります。二等でも一等でも、ここを通らないと資格は取れません。実技の練習は熱心にやるのに、学科は後回しになりがちで、そこで足元をすくわれる。よくある話です。

ただ、私はこの「学科で落ちる」という現象を、受講者の油断のせいだけにするのは違うと考えています。むしろ問いたいのは、スクール側の話です。学科でつまずく人が出るということは、そのスクールが学科をきちんと指導できていない、対策の仕組みを持っていない、という可能性を疑うべきだと思うからです。

私はドローンの運航事業を12年ほどやってきて、その傍らでスクールも運営しています。測量や空撮の現場に自分も出るし、教える側にも立つ。その立場から、学科でつまずく構造と、スクールが本来果たすべき責任について、正直に書いてみます。

学科でつまずくのは、たいてい「範囲の広さ」で押し切られるから

まず、学科がなぜ手強いのか。理由ははっきりしています。範囲が広いんです。

無人航空機の基礎知識、航空法などの運航ルール、気象、機体の仕組み、電波の話まで含まれます。しかも航空法の許可・承認が必要になる条件は、人口集中地区、夜間、目視外、催し場所の上空と似た場面が並び、数字や例外がついてまわる。「だいたいこうだったはず」で解くと、そこを狙って作られた選択肢に引っかかります。

ここで大事なのは、この「広さ」は個人の頑張りで乗り切るものではない、という点です。何をどの順で覚えれば効率がいいのか、どこが引っかけられやすいのか。それを整理して受講者に渡すのが、スクールの仕事です。教則を一冊ぽんと渡して「あとは各自で」というのは、指導とは呼べません。

一等には「計算問題」がある。ここで多くの人が止まる

一等(一等無人航空機操縦士)を目指す方には、特に伝えておきたいことがあります。一等の学科は、二等より明確に難しい。範囲が広がるうえに、計算問題が出てくるからです。

二等の感覚で「同じくらいだろう」と構えていると、計算問題を見た瞬間に手が止まります。一等は、目視外や人の上空といったリスクの高い飛行を担うための資格です。だから求められる知識の深さも、当然違う。ここを甘く見て二等と同じ勉強量で臨み、計算問題で崩れる人が実際にいます。

逆に言えば、計算問題がどういうものかを事前に知り、手を動かして慣れておけば、対策のしようはあります。難しいから受からないのではなく、難しさの中身を知らないまま本番を迎えるから受からない。この差は大きい。だからこそ、該当する方には計算問題のサンプルを事前にお渡しして、本番で初めて見る、という事態を防ぐようにしています。

独学でいちばん怖いのは「わからない」を放置してしまうこと

学科でつまずくもう一つの構造が、これです。教則を独りで読んでいると、わからない箇所を「まあ、後で」と飛ばしてしまう。その積み重ねが、試験本番で効いてくる。

問題を解いて、間違えて、なぜ間違えたかを確認して、また解く。この反復ができる環境があるかどうかで、定着はまるで変わります。読んで理解したつもりと、解いて身についたは、別物だからです。

DOSA��葉校では、二等の受講者に学科試験対策の問題集をオンラインでご案内しています。すきま時間に繰り返し解いて、自分の弱いところを自分で見つけられるようにするためです。指導員が現場に出ている人間なので、「この条文は現場のこの場面のためにある」という説明もできる。丸暗記ではなく、意味とセットで頭に入る。遠回りに見えて、これがいちばんの近道だと考えています。

学科で落ちる人を出さないのは、スクールの責任

まとめます。学科でつまずく理由は、範囲の広さ、一等の計算問題、そして疑問の放置。どれも、受講者の心構えの前に、スクールが仕組みで対処すべきことです。

問題集を用意する。計算問題のサンプルを事前に渡す。わからないところをその場で聞ける。こうした仕組みがあれば、学科は「面倒な関門」ではなく「越えられる壁」になります。逆に、こうした仕組みのないスクールを選んでしまうと、実技は受かったのに学科で足踏み、ということが起こりうる。

スクールを選ぶとき、実技のカリキュラムや設備は比べても、学科の対策まで確認する人は少ないかもしれません。でも、資格は学科を通らないと取れません。「学科の対策はどうなっていますか」。この一言を、見学や問い合わせのときにぜひ聞いてみてください。その答え方に、そのスクールの本気度が出ます。

DOSA千葉校の国家資格講座について

DOSA千葉校は、国土交通省の登録講習機関(登録番号 0249)です。一等・二等の無人航空機操縦士講習を全実技屋外で実施し、二等の学科対策問題集のオンライン案内、一等の計算問題サンプルの提供など、学科まで含めて受講者を支えます。一般教育訓練給付金・人材開発支援助成金の対象講座です。

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