DOSA千葉校は、国家資格取得だけを目的とせず、安全な未来を築く人材の育成こそを使命としています。

「なぜ、私たちは“DOSA”をつくったのか。」

ドローンは、社会インフラになりうる

DOSA並びにDOSA千葉校を運営する私たちダイヤサービスは、ドローンという新しいテクノロジーをただの道具として捉えるのではなく、社会の安全や産業の未来に貢献する“本物のインフラ”だと考えています。
だからこそ、それを扱う人間の育成に全てを懸けて向き合ってきました。

「資格を取らせる」だけでは終わらせない

DOSA並びにDOSA千葉校は、そんな私たちの信念から生まれたドローンスクールです。
表向きは、国土交通省に認可された登録講習機関として、国家資格を取得できる教育機関。
しかしその実態は、「資格を取らせること」よりも、「安全を文化に変えること」に本気で取り組んでいる、ある種“異端”の存在かもしれません。

現場に立ってきたからこそ、伝えられること

私たちは業務として、物流、点検、災害対応など、さまざまな現場でドローンを運航してきました。
だから分かるのです。どんなに操縦技術が高くても、事故は起こる。どんなにマニュアルを整えても、判断を誤れば最悪の場合命にさえ関わる。
安全とは、知識や技術だけでは守れない。
「その瞬間、どう判断し、どう伝え、どう動けるか」
そうした人間的な力が、安全をつくるのということを、私たちは痛いほど知っています。

制度だけでは守れない「現場のリアル」

それにも関わらず、現状の制度は“技量ありき”。
国家資格の講習においても、操縦スキルの向上と制度の理解が中心で、人の判断やチームでの連携といったノンテクニカルスキル(NTS)には、ほとんど光が当てられていません。

私たちはこの状況に、危機感を抱いています。
このままでは、いずれ重大な事故が起こり、「ドローンは危険だ」とレッテルを貼られてしまう。
それでは、ドローン産業界全体の未来を守ることはできない。

「制度の外側」でこそ伝えるべきことがある

だからこそDOSAは、制度に準拠することを守りながら、その「外側」で何を伝えるかを大切にしています。

私たちの講習では、NTS教育、チームでの役割分担、判断中止のトリガー、コミュニケーションの質といった“安全文化”のエッセンスを、あえて当たり前のように盛り込んでいます。
受講生には、「ただ飛ばせる」だけでなく、「何かがおかしいと感じて止まれる人」になってもらいたい。
「仲間に声をかけ、連携して飛ばせる人」になってもらいたい。
それこそが、これからのドローン操縦者に求められる本質的な力だと信じているからです。

現場経験者だからこその講習

また、DOSAでは講師もすべて現場経験者。
自分自身が運航中に葛藤し、失敗をし、そこから得た“実感”をベースに教える講習には、机上の知識にはない説得力があります。
講習は基本すべて屋外。
「ドローンは屋内で教えても意味がない。現場は屋外なのだから。」
これも、現場を知る私たちだからこそ譲れないポリシーです。

効率化ではなく、本質を貫く

正直に言えば、DOSAの運営は簡単な道ではありません。
「もっと効率よく」「もっと薄く」「もっと安く」と求められる中で、私たちは真逆の方向、つまり「丁寧に」「深く」「現場に近づく」を選び続けています。

でもそれは、ダイヤサービスが創業以来大切にしてきた価値観、つまり”本質から逃げない”という信念そのものです。

DOSAは、安全文化の火種でありたい

DOSAは、単なるスクールではありません。
未来のドローン業界を支える、安全文化の火種です。
ここから育った操縦者たちが、現場で事故を防ぎ、人を守り、仲間と支え合いながら運航していく。
そんな世界を、私たちは本気でつくりたい。

それが、DOSAをつくった理由であり、今も運営を続ける理由です。

関連記事